ノーミソ刺激ノート

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意外と知らない効率的な本の読み方

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はじめはサラッと

小説は一回読んでOKということはあり得ませんよね。

ですから先にストーリーを頭に入れてしまうんです。ネットのあらすじや、解説を読んじゃう。

一回読んでOKのような甘っちょろい本は速読でいいですが何度も読まなければ頭に入らない本はたくさんあります。

 

「たくさん読んでいる」と言いたければ同じ本を二回読んでいたら二冊読んだことにすればいいのです。

そんなの邪道だって思うかもしれませんがそんなことはありません。

 

複数回読んでいればわかりますが、読むごとに本の印象はどんどん変わっていきます。

ですから実質別の本を読んでいるのと同じなんです。

 

むしろ一回しか本を読まない人はロクなことが話せません。

なぜなら一回だけではちゃんと本の内容を覚えられないから。

 

「あー聞いたことがあるな・読んだことがあるな」

 

と思える程度です。

そういう感覚では「本を読んでいる」と言っても説得力がありません。

せっかく読んだことのある分野の話になっても、受動的にしかなれません。

 

積極的に、自分から本のことを話せるようになるには複数回読む必要があります。

効率が悪そうですが、そっちが一番効率がいいんです。

とはいえ、一冊の本を何度も読むのはきついので、同じ分野の違う本を併せて読むのもいいです。

 

そもそもそれくらい読書というものは時間がかかるんです。

だからこそたくさん読んでいる人は尊敬されるんです。なんせ一回読んだだけで人に説明できるようになるわけないのです。

 

人に説明できるレベルでない本(10回も読んでいない本)は自分から話題に挙げることもしません。

むしろ一回しか読んでいないのに読んだと言ってしまうのは恥です。

 

私だったら、そういう本の話題になったときは「立ち読みしたくらいです」とでも言っておいています。

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本はたくさん読みたいですよね。

本をたくさん読む人はそうでない人より年収が多いとかいいます。

 

でもそんなことよりも本を読むことで人生は充実したものとなるので、金銭的な裕福さでは得られない幸福があります。

 

読んだ!というゴール設定はどこでしょうか。

丸々一冊読んでもよく分からなかったりすることだって多いですよね。

ですからまずはその定義をしましょう。

 

上に挙げたように、私だったら「人に説明できるレベル」にしておきます。

それは普通、2.3回では到底無理です。

人に対しても同じで、一回会ったことがある人に対して、「こんな人」とはなかなか言えないし、自分に対しても一回会っただけの人に言ってほしくないでしょう。

 

精々説明してほしいんだったら、10回くらいでしょうか。

さらに一回目にそんなに時間をかけてはいけないんですよ。

一回目はサラッと挨拶程度で流しましょう。

 

これも人とのコミュニケーションと一緒です。

 

初対面の人と長く付き合っても、次の日には何となくリセットしちゃいますよね。

ですから一回に長く濃密にっていうよりも、細かく会うのがいいのと同じで、読書も細かく何度も読むと、その本に関してよくわかるようになります。

 

つまり面倒だってこと。

でも面倒じゃなくなるのは、その人、その本が好きであれば面倒では感じません。

ですからはじめはざっくり理解しましょう。

ストーリーを掴む

小説を効率よく読むためには、小説には「ストーリー」があることに注目しなければなりません。

 

前から後へとストーリーが流れていきます。

新書などの場合は、実際はあったとしても読者の都合で無視することも可能です。

しかし小説はそうはいきません。

 

どうしたらいいかというと新刊の場合は難しいのですが、文庫化されている場合は最後に解説やあとがきが入っています。

そこには文字通り小説の解説があるのですが、そこを最初に読んでしまうのも手です。

(小説の場合解説と呼べないものがありますが)

 

小説の場合、ネタバレをえらく気にする人がいます。

でもミステリーなどの最後に秘密があるという場合以外はそんなに気にすることではありません。

 

私もそうでしたが「効率よく小説を読みたい」と思っている人こそ小説を読む持久力がついていない場合が多いです。

 

つまり最後までいかない、読めない。

そもそも小説を読むこと自体に苦痛を感じているんです。今まで経験したことないですから。

 

でもある程度読んでいくと、

「ああ、あれはただまだ合ってなかっただけだったんだ」

と気づくようになります。

 

部活もいきなり先輩と一緒にやると気持ち悪くなることがありますよね。あれです。

読書は運動部とは違うので自分のペースで進めばいいんです。そして結局読めないのであればネタバレを最初に読んで読み切ることの方が肝要

 

何故ネタバレを先に読むかと言えば、小説でも映画でも、一回目を読むときはストーリーを追うことばかりに気を取られて中身の濃厚な表現力まで読み切ることはできないです。

そうすれば一応の中身は手に入るのでそれはそれで読んだことにすればいいんです。

 

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たくさん本を読まないと文章が書けないというのは嘘。むしろ逆。 

本読みのプロの場合

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これはどんなに読むことに慣れた文学部教授クラスであっても、初めて読むストーリーはそのストーリーを追うだけで終わります。

 

私は文学部を卒業しましたが、指導教授には

「本は100回読め」

と何度も言われ続けました。

 

ということは教授御自身もそうしているということ。実際その教授はそうでした。

プロは読むのが速いんじゃないんです。沢山読んでるんです。

時間かけて。だから知ってる個所は飛ばせるんです。

 

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文章というのは、特に書籍化までされている物というのは、中身がある程度濃厚だからこそ書籍化されているのです。

ですから何度読んでも楽しいものは楽しいですし読書好きの人はストーリーがわかり切っている本を頼まれもしないのに何度も読みます。

 

ですから読みなれていない人はネタバレなんかを気にせずに解説から読みましょう。

もっと言ってしまえば、ぱらっと途中から本を開いて読み進めて、面白かったらそのまま読んじゃってもいいのです。今すぐ本を読みましょう。

 

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